発想の仕方:みんな枠の中
音楽専門のブログにしていたけど、何か書きたくなったので。
社会人になってから8年目を迎えた。この間色々な仕事をやったし、色々な人と仕事をしてきた。その中で、「自分は人と違うな」と思う時が何度もあった。その一番の違いが「発想」だ。昨年度僕が考えた、本社でも話題になった改善もその一つだったし(数千万円の改善効果)、我ながら違った事が出来たなと思っている。
ただ、よくよく考えてみると、天才的な閃きがあったわけではなく、これまで考えてきた事がフレームワークになってて、単にそれに当てはめたら上手くいっただけ、だなと思った。
なので、そのフレームワークを紹介。
そのフレームワークの流れは、
「論理的に考える→ダメだったら(解決しない、矛盾する)→前提条件を変える→再考」
と、こんな感じ。別に難しくないし、新しくもない。でも、みんな出来ない。
多くの人は次の2つが出来ていない。
①論理的に考えられない
論理的に考える方法は世の中に多く出回っているので、それを見ればいいが、一番多くあるパターンは、考えるためのデータが曖昧なケース。「多分これくらい」、「去年はこうだった」、「あの人がこう言ってた」など。ここは現実を見て正確なデータを得る事に集中すれば回避できるので、手持ちのデータの信頼度を上げよう。
②前提条件に固執する
論理的に考える時、必ず「前提条件」が存在している。例えば、工場の生産量を増やしたいと思ったら、多くの人は「自社の機械」で増やす事を考える。この「自社の機械」が発想の前提条件になっている。しかし、これを変更すれば他の答えも見つかる。
このように答えを制限している「前提条件」を意識し、もしここが違ったら、と考えると他の人とは違う発想が出来る。
簡単だけどこんな感じ。冷静に自分の思考がどんな枠(今回ならデータや前提条件)に囚われているのか自覚できれば、違う事が考えられる。
もし参考になればと。